第二次大戦後、極東国際軍事裁判で死刑判決を受けた、東条英機元首相、広田弘毅元首相らA級戦犯7人の遺骨についての記述が、アメリカ国立公文書館で見つかりました。
それによると、米軍は「遺体は日本側に返還せず、火葬後の遺骨を海へ散骨する」と定めて、死刑執行後に横浜で火葬し、米軍機で太平洋に散骨したということです。
こういった海洋散骨は、神格化や個人崇拝、埋葬地の聖地化を避ける目的で行われ、今回のA級戦犯以外にも、鄧小平(中国最高指導者)、ウサマビンラディン(アルカイダ指導者)、麻原彰晃(オウム真理教教祖)などがあげられます。
一方で、石原裕次郎(俳優)、hide(ミュージシャン)など、遺族の思いや本人の遺志で海洋散骨を行うことは、1991年の法務省の見解で可能になったため、それ以降、供養・弔いの選択肢の1つになっています。
伊藤嘉章
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